バイオテクノロジー基礎Ⅱ 「研究所見学」

 12月9日の授業の時間を利用して、バイオテクノロジー基礎Ⅱの受講生徒が、鶴見にある(株)ユーグレナの中央研究所の見学を行いました。
 ユーグレナとは、ミドリムシの学名でもあります。この会社では、ミドリムシの一種ユーグレナグラシリスを様々な形で製品化しています。
 最初にスライドを使って、なぜ、ユーグレナを利用するのか、その理由を説明していただきました。
 キーワードは2つ。「人を健康に」と「地球を健康に」。
 そもそも、創業のきっかけはバングラディシュの食料問題であったということです。主食はあっても、タンパク質やミネラルなどの栄養不足の中で育つ子どもたちの栄養問題を解決するために、ユーグレナの利用を考えたのだそうです。
 ユーグレナには、必須アミノ酸を含む多くの栄養素が含まれています。そこで、様々な機能性が期待される食品としての実用もなされました。
 バングラディシュの子供たちへの支援も続けられているそうです。
 そして、「地球を健康に」。ユーグレナは光合成をして、CO2を消費します。さらに、水中に含まれる窒素やリンを消費します。
 そのことから、CO2の削減や水質浄化を行うことができるのです。
 そうして増えたユーグレナから、バイオ燃料を作り出す研究もおこなわれているという説明も受けました。
 スライドの後は、研究室の見学をさせていただきました。
 実際に培養されているユーグレナを顕微鏡で観察したり、顕微鏡でしか見られないサイズのユーグレナを1個体単位で分けることのできる機器などの説明をしていただきました。

【参加生徒の感想】
・初め研究所と聞いて、かたいものを想像していましたが、研究員の方も親切で、研究所の機器や仕事の苦労など詳しく答えてくださいました。ユーグレナの可能性を知り、この技術をより多くの人に知ってほしいと感じました。
・実際にユーグレナや研究室を拝見して、こんなに小さな生物にたくさんの可能性が秘められていて、それを実現していることに感心しました。将来、ユーグレナが日常的に使われていたらすてきだと思います。
・どういった方がどんな環境で研究を行っているのか見ることができて、企業の研究職という存在を思い描きやすくなった。
食材としてもユーグレナがもっとポピュラーになり、栄養不足の人が減ってほしいと思う。
石垣島の工場に行ってみたくなった。

2016年12月09日